「納品するフォーマットは何にすればいいんだろう?」と思うかもしれません。
基本は、依頼者側の希望するものを選択するので、迷ったりすることはないです。ただ、クライアントの要望が曖昧な場合や、指定がない場合は悩みどころです。
そこで今回は、納品形式の定番である「テキスト」「ワード」「ドキュメント」「ワードプレス」の特徴やメリット・デメリットを解説しつつ、状況に応じたおすすめの選び方をご紹介します。
この記事を読めば、ベストな納品スタイルを知ることができます。


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納品形式について依頼者に希望を聞く

ライティングの納品はファイルを送る形で完結します。その際に選ばれるのは4つ。
- テキスト
- ワード
- ドキュメント
- ワードプレス
この中から購入者が決めるのがスタンダード。肝心の納品形式を決めるには、以下の流れが基本です。
購入者自ら、メッセージのやり取りか購入後のトークルームで希望を伝えてくるケース。
出品者が、購入者に希望の納品形式を聞くケース。
購入者が自ら決めるのと、こちらから尋ねる比率は半々くらいでしょうか。
納品形式の比較
テキスト | ワード | ドキュメント | ワードプレス | |
---|---|---|---|---|
料金 | 無料 | 有料 | 無料 | 無料 |
操作性 | 簡単 | 普通 | 簡単 | 簡単 |
購入者人気 | 普通 | 高い | 高い | 普通 |
記事の見やすさ | 悪い | 普通 | 良い | 良い |
おすすめ |
納品形式の一覧比較表です。
これを見るとドキュメントがもっとも優れているように感じますよね。この4つの納品形式の特徴やメリット・デメリットを解説していきます。
ワードプレスは、購入側のテーマで入稿するので、こちらの料金はかかりません。またテーマによって操作性が変わってきますが、平均的なテーマで評価しています。
テキスト

他にも無料有料問わず、機能性の高いテキストエディタはいろいろあります。ただ、このテキストエディタって本来は、HTMLやCSSのコーディングやプログラミングで使うものなので、文章作成はおまけ程度です。
ウインドウズのメモ帳を例に説明すると、見出し作成ができないので、自分で「ここは見出しですよ」と説明を付け加えないといけません。画像では「hタグ」を使用していますが、人によっては「見出し・小見出し」など記述して、依頼者が読みやすいようにしています。
そしてなんと言ってもマイナスなのが、行幅が広すぎるので、文章がだだっ広くなります。良かれと思って自分で改行して見やすくすると、購入者がコピペでワードプレスに入稿するとき改行が変になってしまい、短気な人だとご立腹に!

テキストって見た目が地味だよね

どんだけ良い文章を書いても、メモ帳はその魅力をがっつり消してくれるんだ…。
ワード

納品でも選ばれる割合が結構高めで、ドキュメントと人気を二分しています。
多機能すぎて使いこなすのが難しいことも欠点です。操作に慣れていないと、フォーマットが崩れることや、意図しない自動補正に戸惑うことも。シンプルなテキスト納品には、大げさすぎるツールと言えるかもしれません。
さらに、最大のデメリットは料金がかかることです。購入やサブスクリプションが必要で、購入者がワードを指定してきた場合は、用意しなくてはなりません。
ワードだけでいいと思っても、ワード、エクセルなどセットで購入しないといけません。
- Microsoft 365 Personal¥14,900/(税込み)年
- Office Home & Business2024:43,980 (税込)
毎年更新で14,900円。買取で43,980円と高いですよねー。安い互換ソフトもあるのですが、文書のズレが起きることもあります。
高いですが、必要経費と思って購入しましょう。

高すぎて吐きそう…

PCを購入するときにオフィスをオプションで選ぶと少し安くなるよー
Googleドキュメント

シンプルで直感的な操作性が特徴で、文章作成に必要な基本機能が揃っています。見出しやリスト作成、文字装飾も簡単にできるため、ライティング初心者にもおすすめです。加えて、オンラインでのリアルタイム共有が可能なため、クライアントとの確認作業がスムーズに進むのもメリットです。
デメリットとしては、インターネット環境がないと利用できない点や、機能がワードに比べて若干制限されている点があります。しかし、ライティングの納品には十分すぎる性能を備えているため非常におすすめ。
自分は、依頼者側から納品形式の指定がなければ、第一にこれで納品するようにしています。
ワードプレス
文字装飾やテーブル作成など、デザインにこだわれば少々複雑になります。また、クラシックエディタではなくブロックエディタの場合、慣れていないと戸惑うことがあるでしょう。そのため、基本操作をマスターしてから対応するのがおすすめです。
納品後の手間が省けるため、WordPressでの直接入稿を希望する依頼者も少なくありません。対応できるようになれば、ライターとしての信頼感や柔軟性がアップするため、スキルとして身につけておく価値は十分あります。
納品形式はドキュメントがおすすめ
100点の文章を書いてもテキストで納品するとマイナス20点くらいの80点になります。やっぱ見た目って大事なんですよね。
直感的な操作で作業できるので、ワードを使ってて「なんでこうなった?あれれ?」みたくなることも少ないと思います。
納品後の編集や修正もドキュメント上で行うこともできます。購入者が修正ポイントをドキュメント内でコメントを残すことができます。修正ポイントを抽象的に言われるより、具体的に「ここをこうして欲しい」と伝えて貰えるので、作業がしやすくなります。
テキストを希望する購入者がいたら?
テキストを希望する購入者には、やんわりドキュメントをおすすめするようにしましょう。

納品はテキストでお願いします。

テキストですと、文章が見づらくなります。見出しの位置も分かりにくいので、もしよろしければドキュメントはいかがでしょうか?
グーグルアカウントがあれば、すぐに利用できるので、だいたいの人が受け入れてくれます。
まとめ
納品形式は、テキスト、ワード、Googleドキュメント、ワードプレスがありますが、できることなら、Googleドキュメントが最適解と言えます。
もしテキスト形式で納品を依頼された場合は、なるべく避けましょう。あまりしつこく他をおすすめするのも、気分を害されるだけなので、ほどほどにしてくださいね。
どうしてもテキスト納品になった場合は、購入者がテキストの地味さを理解してくれていることを祈りましょう!